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工業用ミシン/糸調子の分解 |
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1本針本縫いミシン |
現在このぺージです (糸取りバネ=通称ピンピンバネ)
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工業用ミシン |
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1本針本縫いミシン |
糸調子の分解と組上
*分解する方は、以下を確認の上作業に入ってください。 (1)No.18の前後調整の部分 (2)No.19の「糸取りバネ」の運動量 (3)「糸取りバネ」の圧力 |
右のことをやりたい時にどうぞ!! |
1糸調子の分解と組上 糸取りバネの交換(糸取りバネ=通称ピンピンバネ) 糸取りバネのバネ圧力調整 |
順 | 説明写真 | 説 明 |
1 |
これは、1本針本縫いミシンの外枠の分解図です。 メーカー:JUKI 機 種:DDL-5530N 斜影図ですので、理解しやすいですね。 これで、おおよその雰囲気を理解してください。 DDL-227やDDL-115もほぼ同じです。 ブラザーや他社でも、おおかた同じようなカタチです。 |
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2 |
上部の「上糸調子組」部分の拡大図です。 これで、詳細なパーツの数や順番を理解してください。 |
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3 |
上記のパーツリストの外側からを順番に並べてみました。 これは、只今より組上げ手順となります。 分解する場合は、下から逆に行うことになります。 |
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4 |
「糸取りバネ」の突起部分が、「糸調子棒」の溝に引っ掛かることを確認してください。 これは、あくまで、確認だけです。 「糸取りバネ」は、メーカーによって、あるいは、同メーカーでも機種によって、微妙に違います。また、普通地用以外に、薄物、厚物用の設定がある場合もございます。よく調べてネ。 |
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5 |
円筒形の「糸調子棒台」にバネをはめます。 これは、「糸取りバネ」の飛び出た部分のハマル所が、欠如していて、簡単にハマリます。 自動糸切りなどのパーツは、細い溝になっているので、「糸取りバネ」の飛び出た部分を中側からハメて、(知恵の輪のような感じですが)渦巻き部分を中へ押し込みます。 |
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6 |
4番で確認した、「糸調子棒」を挿入して、「糸取りバネ」の突起部分が、「糸調子棒」の溝に引っ掛かることを確認してください。 ハマらない時は、「糸調子棒」をぐるぐる回転させてハメましょう。 ハマったら、円筒形の「糸調子棒台」の外側にある小さいネジを締めてください。 この時、手に持って、ネジを締めないでね!! 手にドライバーが刺さってしまい事故の原因になります。 テーブルに置いてやってください。 この円筒形の「糸調子棒台」は、メーカーによって、少し形状が違います。例えば、ブラザーの場合は、途中で、にクボミが円周上にあります。 |
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7 | 1枚目の「糸調子皿」を入れます。 | |
8 | 2枚目の「糸調子皿」を反対向きに入れます。 | |
9 | 「糸調子皿押え」を入れます。 | |
10 | 「糸調子バネ」を入れます。 | |
11 |
「糸調子皿回転止め」を入れます。 *正確には「糸調子ナット回転止め」なんですがパーツリストには以上で明記されている。 |
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12 | 「糸調子ナット回転止め」を回転させならハメます。 | |
13 |
これが、「ピン」です。 片方が寸切りで、片方が丸くなっています。 丸くなった方が、9番でご説明した、「糸調子皿押え」に当り、突き上げると糸調子皿が浮く機構になっています。 |
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軽く差し込みます。 (いっぱいに入れないでね) |
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バネを軽くいれて、ピンといいしょに落ちないように。 ピンを中まで入れないで、少し出した状態だと、バネが乗っかります。 旧タイプのミシンや、特殊な機種、違うめーカーのミシンでは、このバネが付いていない場合もございます。これは、ピンを押す(糸調子皿を浮かす)ミシン側の機構に対して、それが、戻った時、確実に糸調子皿を閉じる為の補助の役目をします。 DDL-227やDDL-115には、付いていません。 |
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16 | さーて、ミシンに装着してみましょう。 | |
17 | バネやピンが落ちないようにね! | |
18 |
ウマくハマったら、 (A)前後調整 (B)糸取りバネの運動量の調整 をして止めネジでしっかり固定してください。 <(A)前後調整> 「糸調子組」全体を前後に移動できますね。 ミシンのはずみ車(ミシンプーリ)を手で回して、針を最下点にします。 (これは、送り歯を針板から下へ下げる為です。) (1)押えが降りていることを確認して、糸調子を中へ押し込みますと、ある位置で、「糸調子皿」が浮きます。 (2)手前へ糸調子組を引くと、ある位置で「糸調子皿」が閉じます。 (3)ヒザ上げを使って、押えを上げて行き、押えが針板から3〜4mm上がった所で「糸調子皿」が浮き始めるように前後位置を調整して下さい。 以上の調整を行ってください。 |
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<(B)糸取りバネの運動量の調整> 糸取りバネの運動量が、8〜12mmくらい(ミシンや調整の度合いによって変ります)になるようにします。 おおよその目安は、糸取りバネの動く部分が「糸調子皿」から外へ出た軸が、時計でいう11時くらいがいいです。 |
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20 | 「糸調子棒」の手前が、2つに割れていて、マイナスドライバーが入るようになっています。 | |
21 |
糸取りバネの圧力を調整する場合は、 「糸調子棒」の手前の切り欠きの割れている部分にドライバーを差し込み、回転させて、調整します。 (1)右(時計回り)へ回転させると、糸取りバネの圧力は、強くなります。 (2)左(反時計回り)へ回転させると、糸取りバネの圧力は、弱くなります。 *分解する前には (1)必ず最初に「糸取りバネ」がどの程度の圧力であったか、指で「糸取りバネ」を何度も押して、確認してください。 (2)「糸取りバネ」の運動量の確認 (3)「糸調子組」の前後位置の確認 その度合いをよーく!、指で覚えておくことが、肝要です。 |
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22 | ご苦労様でした。 |
以上で「糸調子組」の組上げが完了しました。 分解の方は、下から上へ逆方向に作業してください。 治ったら、掲示板に足跡残そう!→こちら |
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