よくあるミシンQ&A
家庭用ミシンのこと工業用ミシンのことソーイングのこと

Q&A家庭用ミシンのコーナー

(1)ミシンて、どうしてミシンって言うの?
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(2)電子ミシンとコンピューターミシンとどう違うの?
はい、家庭用ミシンは、大きく分けて
(1)足踏みミシン
テーブル付きミシンの右側に丸い輪が付いていて、テーブル下のペダルを人力で踏むとミシンが駆動するしくみのミシン
(2)電動ミシン
電気で動くモーター内臓のミシン。但し、ミシンの(針の)停止位置が、一定の固定位置(針上又は針下)で停止できない。(ランダムな位置で止まる)
コントローラーのミシンが大半であるが、一部ボタン操作のミシンもある。やはり、ボタン操作でも停止位置は、ランダムに止まる。
(3)電子ミシン
電気で動くモーター内臓のミシン。但し、ミシンの(針の)停止位置が、一定の固定位置(針上又は針下)で停止できる。
ボタン操作のミシンが大半であり、別途コントローラーを装着可能になっているミシンも多い。
ボタン操作は、別途スライドボリューム調整で、速度調整が可能である。
ジグザグ模様の柄を縫うキャムは、機械的に内臓された機構を利用している。
(4)コンピューターミシン
電子ミシンの機能に加えて、ジグザグ模様等の柄出しは、コンピューター制御により駆動し、機械的なキャムは、内臓されていない。
大型のキャラクター刺しゅうや模様縫いができるミシンが販売されている。

に分類されます。
あと、まだ、電気が通っていない諸外国の地域(アフリカ等)では、
*手回しミシンを使っている所もあります。

(3)家庭用と職業用と工業用と、何処が違うの?
(業界の諸先輩方へ、違っていたら、ゴメンネ!、是非ご指摘ください)
まず昔の流れから説明します。
その昔(どれくらい昔かは、当サイトの「ミシンの歴史」を参照ください)は、「シンガー」という巨大メーカー(今はそうでもない!)が、ミシンの開発・製造に関して標準型を造っていると言われた時代があった。その「シンガー」が、世の中に出すミシンは、基本的に1番から数字を付けて、細かいスペック(種別)は、ローマ字を付けて開発・製造をしていたみたいです。
よって、世界中の町のミシン屋さんは、シンガーの機種ナンバーで、呼び合っていました。未だに業界では、通じます。
では、その呼び名を説明しましょう。
種 別
業界での
呼び名
最初に世の中に出た
当初の状態
その後の変革
基本的な
使用針
家庭用
ミシン
HA-1型
(シンガー
番号)
現在の家庭用は、電動ですが、昔の家庭用テーブル付き足踏みミシンです。テーブルタイプの足踏みミシンHA×1
テーブルタイプの足踏みペダルを無くして小型電動モーターを付けたタイプ
テーブル部分を無くして、小型電動モータを付けて、ポータブルケースに収納できるタイプ
職業用
ミシン
103型
(シンガー
番号)
家庭用よりひと回り大きくて、これも当初足踏みミシンだけでした。
現在でも、オーダーの方、テーラードの方は、この職業用足踏みミシンを使用してます。
テーブルタイプの足踏みミシンDB×1
テーブルタイプの足踏みペダルを無くして小型電動モーターを付けたタイプ
テーブルタイプの足踏みペダルを無くして工業用クラッチモーターを付けたタイプ
その昔、ジャガーというメーカーで、ポータブルタイプの職業用でジグザグもあったが、現在は製造中止。
テーブル部分を無くして、小型電動モータを付けて、ポータブルケースに収納できるタイプ
工業用
ミシン
96型
(シンガー
番号)
工業用ミシン(普及タイプ)
さらに、職業用よりひと回り大きくて、モーター駆動を想定して高速対応に開発されたミシンです。
総称して、全自動給油型の工業用が一つの規格として残った。DB×1
400W型
(DB型と言う人もいます)
(シンガー
番号)
工業用高速タイプミシン
96型をさらにもっと高速対応に開発されたミシンです。

以上の前段階は、ご理解いただけたでしょうか?
さて、本題です。
職業用ミシンと工業用ミシンで、現在販売されているミシンは、上記表の赤字の部分のミシンです。
あらためて、その2つを表にしてみます。以下の様に分類されます。
種 別
業界での
呼び名
ミシン駆動
詳細、特徴等
家庭用
ミシン
HA型
足踏みタイプ国内メーカーで家庭用足踏みミシンの生産は無くなりました。
電動モーター
電動ミシン、電子ミシン、
刺繍もできるコンピュータ−ミシン等があります。
職業用
ミシン
103型
足踏みタイプ足加減(わかるよね?)
小型電動
モータータイプ
コントローラーの踏み加減で速度調整ができる。
現在では針棒の停止位置が一定位置で停止する機能が大半です。
押え、針、ボビンは工業用と同規格。
針板、送り歯は基本的に合わない。
工業用
ミシン
工業用
(96型)
(400W)
クラッチ
モータータイプ
速度調整ができない。
ミシンの針棒の停止位置が、一定では無く、ランダムである。
コンピュータ搭載
モータータイプ
ペダルの踏み加減で、速度調整ができる。また、別途モーター制御BOXの機能で最高速調整が可能なタイプが大半。また、オプションで各種の制御をできるタイプが主流。
ミシンの針棒の停止位置が、針下停止で、自動糸切り機能が付いたタイプが大半。
如何でしょう?。とりあえず、ご理解いただけたでしょうか?

(4)巻ロックって何?、ウーリー巻きって、何?、メロー巻って何?
えーまず、ロックミシンのおさらいをしましょうね。
(1)2本糸ロック
   (1本糸)

こんな感じの縫目です。
表は、一見3本糸ですが、裏側は、Vの字の縫目です。
2枚の縫い合わせはできません。
糸が2本で良いし、糸通しが簡単。
下のイメージ画を参照ください。



2本糸縫目のイメージ画です。
解りやすいっしょ!ネ
(2)3本糸ロック
   (1本針)

本格的な工業用ロックと同じ縫目です
(3)4本糸ロック
    (2本針)

本格的な、工業用ニットロックと同じです
(4)巻ロックは、3本糸(1本針)の変形縫目と位置付けてください。


世の中に巻きロックの俗称が、たーくさん!ごじゃります。

ま、こんな感じを、巻ロックといいます。
これを細分化すると、大きく下の2ケに分かれます。
当社呼び「ウーリー巻きロック」
当社呼び「メローロック(平巻)」

これを、ただの「巻ロック」と言ったり
「ピコロック」と言ったり、
「全巻縫い」と言ったり、
そんな、あーた!勝手に名前を付けたらあかんがな!

これを、その他「変形巻ロック」
「イタリアンロック」(スパゲティじゃないよ!)などなど、
勝手に名づけている人もいます。

(5)ブラザー糸カセットを使うミシン(イノヴィスP100/N80など)で外部糸立は使えますか?
  使えます→付属の補助糸立て棒を装着してください。以下参照ください。
  補助糸立て棒のご使用方法は→こちら




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